授業紹介

Class Introduction

モフィディ教員の担当授業科目(学部授業):機械設計製図およびDTPD A、機械材料工学、機械設計製作プロジェクトC、機械工学実験、研究開発プロジェクト基礎、ゼミナールA・B、卒業研究

機械材料工学

本授業の内容は材料の基本特性、鉄鋼材料の基礎、金属材料および非金属材料、材料の構造、材料の性質、複合材料、機能材料、熱処理方法などである。特に金属材料を中心に授業を行い、航空機、ロボット、自動車、電子機器を含む機械や装置の設計と製作に必要となる材料の性質についての知識を学ぶ。また、その内容ついて正しく理解し、鉄鋼材料や非鉄金属の特性および用途等を説明でき、用途に合わせた材料の選択ができるようになることがこの授業のねらいである。

材料の構造、熱処理、金属組織、
材料の変形や破壊などについて学びます。

電子顕微鏡による破断面の観察(延性破壊のディンプルの観察)

機械設計製作プロジェクトC(Mofidi研プロジェクト)

機械設計製作プロジェクトの科目では、ものづくりを中心に、機械工学技術者に必要な機械材料知識のアドバンス的な教育を行う。また、ペーパナイフデザイン設計およびペーパナイフづくりを通して、鉄鋼材料や金属材料の製造方法特に鍛造に関する知識を深め,さらに材料の特性の評価方法について学習を行う。

モフィディ研プロジェクト(鍛冶体験による鉄鋼材料の学習とダマスカスペーパナイフづくり)

モフィディ研プロジェクト(材料の体感で,材料特性を理解してもらう)

金属顕微鏡による組織観察

ゼミナールA&B

国際的な機械工学技術者になるための必要な基礎的知識を英語でも会得させることが狙いとして、金属の結晶構造、鉄鋼材料、非鉄金属および非金属材料の諸性質について解説を日本語と英語の両方で行う。

ゼミナールAでは,金属材料の試験方法(硬さ試験,衝撃試験,引張試験,曲げ試験等)の学習を行う.

ゼミナールBでは,学生は自ら工作機械や機器を利用して実験用の独自の装置やオリジナル工具を製作する.

電子顕微鏡を使った材料元素分析や衝撃試験・引張試験の破断面観察

金属顕微鏡を使った組織観察

ゼミナール授業 硬さ試験:ビッカース,ブリネル,ロックヴェル,ショアなど

機械工学実験(複数教員で担当)

本実験科目は,実験を通じて機械工学に関するこれまで得た知識を使って,その理解を深めるとともに応用力の養成を狙いとしています.機械工学実験は,実験を通じて測定の原理や構造について理解し,実験の成果,まとめ方,データの整理方法,評価等をレポートにより報告してもらいます.
各項目を講義科目と連携してレポートを作成できることや試問時に内容を説明できるようになることは本科目の到着目標であります.

本科目は以下の項目から構成されています:
1)機械力学系(慣性モーメントの測定)
2)流体力学系(流体計測の基礎実験)
3)材料力学系(引張試験)
4)熱力学系(空調機の性能評価)
5)材料工学系(鋼の熱処理)
6)エンジン系(エンジンの性能評価)

機械工学実験(鋼の熱処理項目)

機械設計製図およびDTPD A(複数教員で担当)

この科目は、機械設計および機械製図に関する内容を扱います。機械設計は、機械工学の様々な分野にわたる広範な知識を要する総合的な分野であるため、本科目では機械設計の基本的な方法論と、その設計結果を製造過程に伝えるための主要な手段である製図の技術を学びます。
最近の先進的な製造技術の発展に伴い、機械設計図や製図などの技術文書は、すべてデジタル形式の技術製品文書(DTPD:Digital Technical Product Documentation)として標準化され、利用されるようになりました。この科目では、手書きによる製図の基本を学ぶと共に、CAD(Computer Aided Design)を使用した製図技術も習得します。これにより、学生は次世代の製造を支えるDTPDの作成、解読、運用ができるようになることを目指します。